アジア発欧州運賃4週連続下落、太平洋航路は上昇続く

海上2026年8月7日出典: The Loadstar

アジア発欧州スポット運賃が4週連続で下落した一方、太平洋横断航路は米国東西岸向けともに上昇した。

写真: The Loadstar / original

アジア発欧州向けのスポット運賃が4週連続で下落した。船社による運賃引き上げ計画の中止や減便が相次いでおり、一方で太平洋横断航路は米国東西岸向けともに上昇が続いた。ドルーリーの世界コンテナ指数によると、上海発ロッテルダム着は1本あたり4653ドルで横ばいだったが、上海発ジェノバ着は前週比2%減の5506ドルとなった。

船席情報会社ライナリティカの分析によると、アジア発欧州航路の船社は8月の運賃維持に失敗し、依然として下落傾向にある。8月上旬の平均スポット運賃は1本あたり4000〜5000ドルと幅がある。運賃反発への期待は8月中旬以降に持ち越された。CMA CGMは8月15日から1本あたり6200ドル、MSCは同7800ドルの新規FAK運賃を発表している。CMA CGMの新規運賃は7月中旬に発表した価格から900ドルの引き下げとなる。

マースクは8月14日から適用予定だった極東発地中海向けのピークシーズンサーチャージを取り下げた。ベスプッチ・マリタイムのラース・ジェンセン最高経営責任者は、この決定が市場のピークシーズンが頂点を越えたことを示すと指摘する。業界筋によると、運賃を現状水準に維持できる船社は「勝利」とみなされる状況だ。

上海コンテナ運賃指数(SCFI)では、上海発北ヨーロッパ向けが前週比2.1%減の4934ドル、上海発地中海向けが同3.4%減の5730ドルと予測されている。一方、太平洋横断航路では上海発米国東岸向けが同2.6%増の9290ドル、西岸向けが同4.1%増の6484ドルとなった。上海発ニューヨーク着は4%増の7893ドル、上海発ロサンゼルス着は3%増の5894ドルだった。

ドルーリーによると、アジア発欧州航路では今週と来週にそれぞれ3便の欠航が予定されている。船社が輸送能力を調整し続けているため、来週の運賃は安定すると見込まれる。ただし、SCFIは翌週の運賃動向を示す指標であり、欧州航路はさらに下落する可能性がある。太平洋横断航路との運賃動向の差は、船社の航路別の船腹配分に影響を与える可能性がある。

原文: The Loadstar

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