マッソン、中国向け需要堅調でピーク期も満船続く見通し

海上2026年8月6日出典: Supply Chain Dive

マッソンは中国発米国向けサービスが7月に船腹を上回る需要となり、ピーク期も満船が続く見通しを示した。第2四半期のコンテナ取扱量は15.2%増加した。

写真: Supply Chain Dive / original

米海運大手マッソンは8月6日の決算説明会で、中国発米国向け速達サービス「CLX」と「MAX」が7月まで船腹を上回る需要となり、ピークシーズン中も満船またはそれに近い状態が続く見通しを明らかにした。マシュー・コックス最高経営責任者(CEO)が明らかにしたもので、第2四半期には荷主による在庫補充や季節商品の前倒し輸送が需要を押し上げたという。

同社の第2四半期のコンテナ取扱量は前年同期比15.2%増加した。2025年第2四半期には関税の影響で市場全体が縮小したが、今回は荷主が運賃改定や燃料サーチャージ上昇を見越して出荷を前倒ししたほか、関税協議やイラン戦争を巡る不確実性を回避する動きが需要を牽引した。

コックスCEOは「下半期についても中国向けサービスの堅調な需要と個人消費の底堅さ、安定した太平洋航路の事業環境に支えられ、楽観的な見方をしている」と述べた。一方で、第4四半期の需要は昨年同時期にみられた高水準の貨物輸送期間と比べ、より伝統的な季節変動パターンに戻るとの見通しを示した。

米西海岸と東海岸の港では、荷主が潜在的な混乱前に商品を米国市場に届けようと出荷を前倒しする動きが広がっている。ロングビーチ港のノエル・ハセガバCEOは7月の記者会見で、荷主が「不意を突かれないよう」貨物を前倒ししており、小売業界が輸送計画を前倒ししたことが背景にあると説明した。

ロングビーチ港とロサンゼルス港は6月の取扱量が前年同月比でそれぞれ10.6%増、12%増と好調だった。マッソンは電子商取引貨物の需要も高水準にあるとし、太平洋航路の供給が逼迫する中でも堅調な輸送需要が続いているとしている。

原文: Supply Chain Dive

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