ドリューリーの世界コンテナ指数が3%下落し、40フィート当たり4255ドルとなった。アジア―欧州と太平洋航路の運賃低下が主因。
ドリューリーが公表する世界コンテナ指数(WCI)は、7月30日時点で40フィートコンテナ当たり4255ドルとなり、前週から3%下落した。アジア―欧州航路と太平洋航路の運賃が値を下げたことが背景にある。調達部門が広く参照する指標として、運賃改定の交渉に影響を与えそうだ。
太平洋航路では、上海発ロサンゼルス行きのスポット運賃が2%下落し、40フィート当たり5739ドルとなった。一方、上海発ニューヨーク行きは7578ドルで横ばいを維持した。需要の軟化と駆け込み輸送の一服を受け、船社はブランクセーリングによる船腹調整を進めている。ドリューリーのコンテナ船腹調査によると、来週のブランクセーリングは8本で、今週の7本から増加する見通しだ。このため市場の利用可能船腹は減少し、運賃の変動は縮小すると見られている。
アジア―欧州航路では、上海発ジェノバ行きが6%下落して5630ドル、上海発ロッテルダム行きが3%下落して4677ドルとなった。需要の緩和が続くなか、船社は運賃のさらなる低下を防ぐため、ブランクセーリングによる船腹管理に注力している。同航路の来週のブランクセーリングは3本で、今週の4本から減少する。船社が船腹を調整し続けることで、来週の運賃は安定するとドリューリーは予想する。
東西航路のコンテナ市場は、米国の新たな関税措置の導入を受けて需要が軟化し、引き続き圧力にさらされている。中東の地政学リスクを背景に、複数の船社が8月から緊急燃油サーチャージ(EFS)を導入する動きを見せている。主要航路ではブランクセーリングやサービス調整による船腹管理が継続しており、世界の貿易政策や地政学情勢、港湾混雑を巡る不確実性が今後の市場動向に影響を与えるとみられる。