米ロサンゼルス港の9月コンテナ取扱量が104万TEUを超え、118年の歴史で単月として過去最高を記録した。
米ロサンゼルス港が9月に取り扱ったコンテナは104万2652TEU(20フィート換算)となり、開港118年の歴史で単月として過去最高を記録した。従来の記録は2025年7月に樹立したもので、これを2万TEU以上上回った。7月から9月までの四半期でも約300万TEUと過去最多となり、6月からの4カ月間では約400万TEUに達し、こちらも過去最高となった。
内訳をみると、輸入実入りコンテナは54万5696TEUで前年同月比19%増、輸出実入りは12万5751TEUで同10%増だった。空コンテナの取扱量は約37万1206TEUで、これも単月の記録を更新した。
同港のジーン・セロカ港務局長は、関税を巡る不確実性が後退したことで荷主が在庫を補充しやすくなったと指摘した。加えて、底堅い個人消費やスエズ運河・パナマ運河のルート混乱も取扱量を押し上げたとしている。
全米小売業協会(NRF)は9月、輸入量の予測を上方修正し、主要米国港のコンテナ輸入が9月に年間で最も多くなるとの見方を示していた。年初には小売業者が関税変更を見越して輸送を前倒しし、例年より早くピークが来るとの予想もあったが、実際には荷動きの高止まりが続いている。
ロサンゼルス港は6月に100万TEUを超え、7月も高水準を維持し、8月、9月と勢いを保った。月次記者会見でハーバード・ビジネススクールのウィリー・シー教授は、貿易の不確実性が企業のサプライチェーン管理を変えつつあると述べ、「企業はコスト最適化から選択肢の最適化へと移行している」と語った。
原文: gCaptain ↗