東アジアで台風5連続上陸、港湾混雑と船遅延が拡大

港湾2026年9月9日出典: Asia Cargo News

東アジアで2週間の間に台風5個が連続上陸し、港湾混雑や船の遅延が広がっている。マースクは顧客向け情報で、混乱が長期化する可能性を指摘した。

東アジアの2026年台風シーズンで、2週間の間に5個の台風が連続して上陸し、港湾や陸上輸送網に大きな混乱が生じている。マースクが顧客向け情報で明らかにした。対象となったのはバビ、ドルフィン、ナラ、ペイロウ、チャンホームの5個で、中国から韓国、日本に至る各地の港湾・陸上インフラに影響が及んだ。

気象当局は今後さらに熱帯低気圧が発生する可能性があると警告しており、港湾の混乱が長期化する恐れがある。マースクは「東アジアの2026年台風シーズンは平年を上回る活動が続き、2週間で複数の猛烈な台風が上陸した」と説明。「台風サウデルが再発達する可能性があり、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)など気象機関が新たな熱帯低気圧の発生を予想しているため、影響は当初の想定より長引く可能性がある」との見方を示した。

海運情報会社シーインテリジェンスによると、域内で最も混雑する14港すべてで定時到着率が低下している。船社がスケジュールを調整し、船舶を迂回させ、停泊待ちの遅延に対応しているためだ。

マースクは、独自のモジュール型ネットワーク「ジェミニ」により混乱を一定程度抑えていると説明。ただし、気象関連の中断の規模により信頼性は影響を受けているという。「域内のすべてのネットワークが大きな影響を受け、貨物遅延の程度もさまざまだが、ジェミニは独自のモジュール構成を活用して影響を最小限に抑えている。初期の数字では、より信頼性の高いネットワークであることが示されている」としている。

同社は貨物の流れを積極的に管理し、運用計画を調整することで、今後数週間の待ち時間短縮を図るとしている。影響を受けた地域のターミナルや港湾グループとも協力し、復旧作業を進めている。スケジュール変更や容量制約は今後も続く見通しだ。

原文: Asia Cargo News

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