露軍、ムィコラーイウの積替ターミナル攻撃 電力網遮断

港湾2026年8月29日出典: The Moscow Times

ロシア軍がウクライナ南部ムィコラーイウの積替ターミナルを攻撃し、停電で公共交通網が停止した。

写真: The Moscow Times / original

ロシア国防省は8月29日、ウクライナ南部の都市ムィコラーイウにある積替ターミナルを攻撃したと声明で明らかにした。攻撃により一時的な停電が発生し、同市の公共交通網が停止した。国防省によれば、燃料・潤滑油の補給船と荷降ろし施設も破壊された。

一方、ロシア西部ベルゴロド州では、ウクライナによるドローン攻撃で住民3人が死亡、9人が負傷した。地元当局によると、負傷者3人は重体である。また、ウクライナの首都キーウでは、ロシア軍のミサイルが物流倉庫を攻撃した。ロシア側は、この倉庫にはウクライナ国産巡航ミサイル「フラミンゴ」の部品が保管されていたと主張する。ウクライナはこのミサイルでロシア国内の石油ターミナルや物流拠点を攻撃している。ただし、攻撃を受けた施設がフラミンゴの製造に関連していたかは、現時点で確認されていない。地元当局によると、倉庫の爆発による二次爆発で少なくとも37人が死亡した。

ロシア軍はまた、カリニウカの町で北大西洋条約機構加盟国から供給された軍事機器の積み替え施設を攻撃したと主張している。西側諸国からウクライナへの武器供与は、2022年2月の本格侵攻開始前からロシアの「レッドライン」の一つと位置づけられてきたが、その境界は侵攻開始以降、繰り返し越えられてきた。ロシアは8月27日、ウクライナが英国製兵器でロシア領内を攻撃したとされることを受け、ウクライナ内外の英国軍事目標を攻撃する可能性があると警告していた。

ロシア国防省は同日、ウクライナのスームィ州フラピウシチナ村と、ドネツク州ノボアンドリイウカ村およびルビジュネ村を制圧したとも発表した。一連の攻撃は、ロシア側の発表に基づくものであり、現地の実情は独立した確認が困難な状況にある。物流業界にとっては、ウクライナ南部の積替拠点への攻撃が続くことで、黒海経由の貨物輸送にさらなる支障が出る可能性がある。

原文: The Moscow Times

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