カプリ社、アジア港混雑で在庫遅延 マイケル・コースに打撃

港湾2026年8月10日出典: Supply Chain Dive

カプリ・ホールディングスはアジアの港混雑でマイケル・コースの在庫入荷が遅れ、空輸活用などで対応する。

写真: Supply Chain Dive / original

カプリ・ホールディングスは、アジアの特定港での混雑により輸送日数が延び、第1四半期にマイケル・コース部門で在庫の入荷遅延が発生した。8月5日の決算説明会で明らかにした。同社は対応として、可能な範囲で航空輸送を選択的に利用し入荷を加速させるとともに、フォワーダーと緊密に連携して速い船便を確保している。最高経営責任者のジョン・アイドル氏は、状況は一時的であり、在庫は第2四半期から下半期にかけて正常化するとの見通しを示した。

カプリ・ホールディングスはベルサーチやジミーチュウの親会社でもある。アイドル氏によると、港の混雑と値引き水準の引き下げ努力により、在庫は処分品を含めて歴史的低水準にある。最高財務責任者のタイラー・レディエン氏は、6月27日までの四半期に在庫が前年同期比20%減の6億2400万ドルとなったと説明した。マイケル・コース部門では25%の減少となった。

同社は長期的な回復を見込む一方、在庫は引き続き逆風に直面し、一桁台後半の減少が続くと予想される。在庫水準の低さを受けて売上高を5000万ドル減額するなど、業績見通しを修正した。レディエン氏は「入荷を加速するため航空輸送の利用を増やすなど対策を講じており、下半期には在庫が正常化して売上成長を支えるとみている」と述べた。

カプリは在庫の迅速な輸送のため航空便を活用する多くのアパレル企業の一つだ。ただし航空運賃は海上輸送より大幅に高く、今後上昇が見込まれるため、こうした対応は一時的となり得る。例えばヒューゴ・ボスは今年初め、航空輸送を通常の輸送手段ではなく例外としてのみ使用する方針を示している。

カプリは第1四半期の在庫遅延を軽減するため、空輸を活用しながら下半期の在庫回復を目指す。港の混雑が続く中、アパレル各社の調達戦略に影響を与えそうだ。

原文: Supply Chain Dive

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