ブレストのコンテナターミナル近代化完了、中欧間の玄関口拡張

港湾2026年7月27日出典: Railfreight

ベラルーシ国営メディアが、ブレスト税関サービス第3ターミナルの近代化工事完了を報じた。欧州と中国を結ぶ物流の要所として機能を強化する。

ベラルーシの国営メディアBELTAは、ポーランド国境に位置するブレスト税関サービス第3ターミナル(ブレスト-3)の近代化工事が完了したと報じた。工事は2024年初めに始まり、約2年を経て完成した。施設全体は15ヘクタールで、うち2.2ヘクタールをコンテナターミナルが占める。ベラルーシ政府は今回の近代化で「本格的な中継拠点」を整備し、軌間の異なる線路間でのコンテナ積み替えを円滑に行える設計とした。

ブレストはロシアやベラルーシで一般的な広軌と、欧州で標準的な狭軌の接続点に位置する。鉄道貨物はここで軌間を変換するため、積み替え機能の拡充は欧州と中国を結ぶ物流の効率化に直結する。新ターミナルには1.2キロの線路を整備し、220メートルの積み替えエリアで各軌間に21両の貨車を対応させる。保管エリアは同時に945コンテナを収容できる。

ベラルーシ税関サービスのドミトリー・コバレノク総局長は、ブレストがユーラシア物流ルートで最も重要な拠点だと指摘し、今回の投資によりアクセス道路やランプを整備し、輸送能力を大幅に高めたと説明した。さらに、貨物の保管やラベル貼付、トラック輸送、鉄道への積み替えを一つの場所で柔軟に組み合わせられ、物流コストの削減につながると述べた。多機能性はこれまでのブレストにはなかった規模だという。

隣接するブレスト北ターミナルは2019年に近代化され、コンテナ面積を5ヘクタール、積み替え面積を1700平方メートルに拡張していた。当時の投資額は1000万ドルだった。今回のブレスト-3の投資額は公表されていない。ブレストは中国と欧州を結ぶ鉄道貨物の主要通過点で、ロシア経由の輸送が制裁や地政学的リスクに直面する中、中継機能の強化が進んでいる。新ターミナルの稼働により、輸送量の増加と荷主の選択肢拡大が期待される。

原文: Railfreight

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