AIデータセンター拡大で高付加価値貨物の需要が急増、ディメルコが専門物流サービス強化

ディメルコ・エクスプレス・グループは、AIデータセンターの急速な拡大がプレミアム航空貨物分野で最速の成長セグメントを生み出していると発表した。同社が台北で開催したサプライチェーンサミットで、業界リーダーはアジアから世界のデータセンターへの高価値AIインフラ輸送における物流課題を強調した。
世界規模でAIインフラ投資が加速する中、同社は専門物流サービスへの需要が今後さらに高まると予測している。AIインフラは多数の国で製造される数千点の部品で構成され、データセンターが稼働する前に納入が必要だ。2030年までのデータセンター需要はほぼ3倍に増加し、世界中の企業がデータセンター建設・アップグレードに約7兆ドルを投資すると見込まれる。
従来の家電製品とは異なり、AIインフラは特大で高価値、かつ高感度な機器をアジアの製造業者から世界各地のハイパースケールデータセンター建設現場へ、調整された輸送が必要となる。ディメルコのジェフリー・シー最高経営責任者(CEO)は「AIは情報分野における産業革命だ」と述べ、工場に鉄鋼や機械、鉄道が必要だったように、AIには大規模なデータセンターが必要だと指摘した。
シーCEOは、配備スケジュールの加速と機器価値の上昇に伴い、物流企業はこの困難な課題に取り組む必要があると強調した。課題には通関コンプライアンス、輸出規制の強化、数千万ドル規模の貨物リスク管理、高感度機器の損傷防止、建設中のデータセンターへの時間厳守の納入が含まれる。
サミットではディメルコの55周年を記念し、150人以上の顧客とサプライチェーン専門家が参加した。基調講演者の一人である台湾の調査会社ディジタイムズのコリー・ファング会長は、半導体・コンピューティング・サプライチェーン分野の専門知識を活用し、今後の業界動向について見解を示した。
原文: Air Cargo Week ↗