22週目、航空貨物9%減…運賃2%増

航空2026年7月26日

WorldACD週間航空貨物動向(22週目)-2026

写真: Air Freight News / original

22週目(5月25~31日)、グローバル航空貨物の有償重量ベース物動量が前週比9%減少したことが分かった。WorldACDの市場データによると、聖霊降臨祭、米国メモリアルデー、イード・アル=アドハーなど祝日が集中したことが影響した。前年同期の8%減少と同水準となる。一方、平均運賃は前週比2%上昇し3.29ドルを記録した。グローバル供給能力は1%減少した。

地域別の物動量は全地域で減少した。アジア太平洋と中南米はそれぞれ3%減にとどまったが、アフリカと中東・南アジア(MESA)はそれぞれ20%、21%と急減した。特にMESA地域では4日間続いたイード・アル=アドハー連休が大きく影響した。MESA発欧州行きの物動量は17%減少し、ドバイ発、バングラデシュ発はそれぞれ25%、45%減少した一方、インド発は4%減にとどまった。欧州発MESA行きとアフリカ行きもそれぞれ22%、17%減少し、双方向の減少が目立った。

年間ベースでも22週目の全体物動量は前年同期比3%減少した。北米発は3%減少し、欧州・アフリカ・MESA発は二桁の下落を記録した。一方、アジア太平洋・中南米発は一桁の増加を示した。MESA発の供給能力は前週比6%減少し、グローバルな供給能力縮小を主導した。これは中東戦争勃発以降2度目のマイナス成長で、19週目のスーパーゴールデンウィークと母の日向け花き輸送終了に伴う2%減少に続くものだ。

アジア太平洋発の主要路線を見ると、欧州行き・米国行きの物動量はそれぞれ2%、1%減少した。ただし欧州向けでは中国・ベトナム・タイ発が1~4%増加し、健闘した。米国向けは香港・韓国・タイ・インドネシア発が2~4%増加し、中国発は横ばいを維持した。5月全体の物動量は4月比で成長が鈍化し、前年同月比3%増加にとどまった。中東戦争の影響で3月が3%減少した後、5カ月累計(YtD)では前年同期比4%増加している。

運賃上昇の勢いは物動量の鈍化にもかかわらず止まらなかった。22週目のグローバル平均運賃は前年同期より35%高い水準だ。MESA発の運賃は59%と最も大きな上昇幅を記録し、アフリカ発は50%、アジア太平洋発は36%上昇した。アジア太平洋発の欧州行き・米国行き運賃はそれぞれ1%の上昇にとどまったが、前年比ではそれぞれ39%、36%急騰した。5月全体の平均運賃は4月より1%上昇し上昇モメンタムを維持した。前年同月比では36%高い水準だ。

業界ではMESA地域が年初以降の運賃上昇を主導していると分析した。1~5月のYtDベースでMESA発運賃は前年同期比28%上昇し、全地域中最も高い上昇率を記録した。欧州発22%、アフリカ発20%、アジア太平洋発14%の順だった。市場では物動量の変動性が拡大する中、運賃の強含みが当面続く可能性に注目している。

*出典:WorldACD Market Data*

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