AIデータセンター拡張 アジア発航空貨物の新成長軸に

航空2026年7月24日

AIサーバーがアジア発航空貨物需要を再編しつつある。

写真: Air Cargo Week / original

AIインフラ構築がプレミアム航空貨物市場で最も急成長する部門の一つとして浮上している。ディメルコ・エクスプレス・グループは台北で開催した自社の供給網サミットで、世界的なAIデータセンター投資の加速に伴い特化型物流サービスの需要が拡大するとの見方を示した。

ディメルコは、AIインフラが数千点の部品で構成され、複数国で製造された後にデータセンターへ輸送されると説明した。特に従来の家電製品とは異なり、超大型・高価格・高感度の機器をアジアの製造拠点から世界のハイパースケールデータセンターへ調整しながら運ぶという物流上の課題があると強調した。

ディメルコのジェフリー・シーCEOは「AIは情報の産業革命のようなものだ」とし、「工場が鉄鋼や機械、鉄道を必要としたように、AIは大規模なデータセンターを必要とする」と述べた。続けて「すべてのサーバー、スイッチ、冷却装置、電力システムが適時かつ安全に製造・輸送・通関・保管されなければならない」と付け加えた。

デジタイムスのカレイ・ホアン会長は基調講演で、業界内の議論が「AIに何ができるか」から「コンピューティングパワーはどこから来るのか」へと転換したと指摘した。同氏は、AIデータセンター建設に向けたハードウェアのボトルネックが半導体・テック企業経営陣の主要関心事として浮上していると分析した。

ディメルコのキャサリン・チエン会長は「AIは次世代のサプライチェーン管理課題だ」とし、「グローバル輸送と貿易コンプライアンス、保税倉庫サービスを通じて、アジアの製造拠点から世界のデータセンターへAI機器を移動させることに力を注ぐ」と強調した。さらに「AIはチップで駆動するが、それを可能にするのは物流だ」と述べた。

業界関係者は、AIインフラ物流がeコマースとともに航空貨物市場の主要な需要源として定着するとみている。ディメルコは2030年までにデータセンター需要が約3倍に増加し、世界の企業が新規構築およびアップグレードに7兆ドル(約9,750兆ウォン)を投資すると見込んだ。

*出典:Dimerco Express Group、DIGITIMES*

航空貨物AIデータセンターディメルコサプライチェーンアジア物流

関連記事

物流インテリジェンスを読み込み中...