北米荷主、コスト負担が2年継続 運送環境指数の改善は小幅

物流2026年7月15日

DC Velocityの報道によると、荷主は今後2年間高い運送コストを負担すると予測される。需要増加と供給制約が続き、運賃上昇圧力が継続する見通しだ。

写真: DC Velocity / original

米国貨物運送分析会社FTRが発表した見通しによると、荷主は今後最低2年間、高いコスト負担を継続的に抱えることになると予想される。FTRが集計した5月の北米荷主運送環境指数(SCI)は-15.4を記録した。これは4月の-17.4に比べてやや改善した数値だが、2000年以降で最も低い水準の6カ月のうちの一つに該当するなど、依然として極めて厳しい状況にあると分析された。

同指数は米国の貨物市場全体における貨物需要、運賃、車両供給能力、油価など4つの主要要素を総合して一つの数値に換算したものだ。指数が正の値であれば荷主に有利な市場状況を、負の値であれば不利な状況を意味する。5月の指標は技術的には直前の2カ月より改善したが、これはわずかな慰めに過ぎず、実際の市場環境は運賃上昇圧力の中で依然極めて厳しい状況にあるとFTRは明らかにした。

エイブリー・バイズFTR副社長は「数カ月にわたって強調してきた通り、荷主にとって好材料はほとんどない」と述べた。「6月の暫定指数で唯一の好材料は燃料費の下落だったが、これも最近の改善傾向が止まり、逆転する兆しを見せている」と語った。続けて「最近SCIに近い中立的な要因は、運送システムにかかる貨物量の圧力の欠如だったが、これは機材タイプ別に差が大きい」と説明した。

FTRは今後数カ月以内に荷主市場の環境がやや緩和されると見込んだが、予測期間の2年間、SCIは継続的に負の値圏にとどまると展望した。バイズ副社長は「さらに悪いことに、この見通しに対するリスクの大部分は荷主に不利な方向に作用する可能性が高い点だ」と強調した。

市場では北米陸上運送市場の構造的不確実性が当面解消されにくいと見ている。特に運賃と油価の変動性が同時に荷主コストを圧迫する中、FTRが示した2年間の見通しはグローバルサプライチェーンの観点からもかなりの負担要因として作用する見通しだ。

*出典: FTR*

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