マラッカ海峡リスク浮上・台風バビ中国港湾直撃

物流2026年8月4日

マラッカ海峡のリスクが浮上する中、台風バビが中国港湾を直撃し、パナマ運河は喫水制限を再開する。

写真: Ship & Bunker / original

**東アジア**: 超大型台風バビ(9号)が中国東部沿岸に向けて北上し、上海・寧波・青島など主要コンテナ港湾で荷役中断や船舶の待機が発生している。原材料・穀物のフロー混乱とともに、太平洋航路の船腹供給にも影響を与えると分析される。台湾の6月CPIが予想値を上回り、9月の追加利上げの可能性が浮上しており、物価圧力が内需物動量に与える変数として注目されている。(Hellenic Shipping News)

**東南アジア**: マラッカ海峡が「第二のホルムズ海峡」になり得るとの地政学的な議論が業界で提起された。同海峡への通航依存度が高い韓国・中国の荷主・船社は、迂回路や代替航路開発の必要性を改めて認識することとなった。ネプチューン・パシフィック(Neptune Pacific)はクック諸島区間でCABAF(Container Adjustment Bunker & Ancillary Fee)を引き上げ適用した。(Container News)

**中東**: ヘルマン(Hellmann)はサウジアラビア法人の新MDにチャールズ・フランシス氏を選任し、中東における物流体制強化に乗り出した。バーリ・ロジスティクス(Bahri Logistics)はグランドウェルド造船所と高度化した海洋支援船(OSV)の建造契約を締結し、サウジ域内のエネルギー物流インフラ拡張を加速させる。(Container News / Hellenic Shipping News)

**欧州**: DPワールドはインド沿岸海運ネットワークを拡大するため、新サービス「DP World Indus」を開始した。フェリックストウ港(Port of Felixstowe)は自律走行トラック車両を追加導入し、港湾内の機材効率を高めている。ジェミニ(Gemini)アライアンスがスエズ運河に復帰する際、東地中海のゲートウェイ港湾の貨物誘致競争力が強化されるとの見通しが出ている。(Container News)

**米州**: エルニーニョの発達により、パナマ運河はネオパナマックス船の最大喫水制限を再び下方修正する見通しだ。これは米州-アジア間のバルクおよびコンテナ運賃の上昇圧力として作用すると見込まれる。メキシコのエネルヒア・コスタ・アスール(Energía Costa Azul)LNGターミナルに初のLNGタンカーが入港し、初出荷が近いとの知らせが伝えられた。(Hellenic Shipping News)

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