エミレーツ航空、777-300ER改造貨物機導入 追加6機体制へ

航空2026年7月12日

エミレーツ・スカイカーゴが改造ボーイング777-300ER貨物機を追加導入した。

写真: Photo: Justin Hu / Unsplash / unsplash

エミレーツ・スカイカーゴ(Emirates SkyCargo)は8日、ボーイング777-300ER旅客機を改造した特殊貨物機A6-EBKを自社機隊に編入したと明らかにした。この機体は工場生産の専用貨物機ではなく、数カ月にわたる改造工程を経て誕生した777-300ERSF型機である。

エミレーツ・スカイカーゴは「電子商取引など国境を越える物流需要の増加により航空貨物容量への要求が高まる中、同機種はすでに商業運航に入っている」と説明した。改造機はドバイを経由して複数地域を結ぶ路線で貨物を輸送している。

改造工程では、旅客機内装材の撤去、補強された床構造の設置、大型メインデッキ貨物ドアの装着などが行われた。9G強度隔壁と乗務員休憩スペース、改造されたコックピット制御装置も追加された。電動ローラーとロック装置、ガイドを含む完全貨物搭載システムおよび煙感知・消火装置も搭載した。

環境制御システムは、医薬品など繊細な貨物のための精密な気流と温度範囲を維持できるよう改造された。エミレーツ・スカイカーゴは今年に入りすでに新造777-F生産貨物機6機を受領しており、2026年中にさらに4機と改造貨物機1機を追加導入する計画だ。

市場では、世界的な電子商取引取扱量の増加と相まって、中東拠点航空会社の貨物機拡大の動きが加速するとみている。特に改造貨物機は新造機に比べ調達期間が短く、短期的なサプライチェーン対応手段として注目されている。

*出典:Asia Cargo News*

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