カザフスタン国鉄が2025年の輸送実績を公表し、売上高27%増、純利益2.1倍となった。機関車や客車の更新、約900kmの新線建設を進める。

カザフスタン国鉄(KTZ)は、親会社であるサムルク・カズィナの公共評議会で2025年の業績を報告した。貨物輸送量は7%増、輸送トンキロベースで7%増、輸送量は6%増、トランジット輸送は20%増、輸出輸送は7%増となった。売上高は前年比27%増、純利益は2.1倍に拡大した。この好調な傾向は2026年第1四半期も継続しているという。
KTZは車両更新を優先課題の一つに掲げ、2023年から2025年にかけて機関車を433両導入した。これにより機関車の老朽化率は66%から58%に低下し、生産性向上やネットワーク運用の改善につながった。旅客部門でも近代化が進み、この2年間で客車の老朽化率は46%から36%に改善した。さらに2030年までに新造客車746両を追加投入する計画だ。
並行して、鉄道インフラの大規模な整備プログラムを実施している。現在、約900kmの新線建設と、約3,000kmの既存線区の近代化工事(自動閉塞信号の導入を含む)が進行中だ。主要プロジェクトとしては、ダルバザ-マクタラル線、モインティ-クズルジャル線、バフティ-アヤゴズ線、アルマトイ駅を迂回する線路の建設などが挙げられる。
既にクズルジャル-セクセウル線、アルティンコル-ジェティゲン線、アクス-ジャナセメイ線などの改良区間は、予定より前倒しで開通している。同国は鉄道網の近代化を通じて、国際輸送ルート上のハブとしての地位強化を目指している。