極東発米国向け海上運賃が急騰、コロナ禍ピークに迫る

海上2026年9月18日出典: DC Velocity

ゼネタの分析によると、極東発米国向けコンテナスポット運賃が2月末比で3倍超に急騰し、新型コロナ禍の最高値に迫っている。

写真: DC Velocity / original

極東発米国向けのコンテナスポット運賃が急騰し、新型コロナウイルス禍で付けた過去最高値に迫っている。運賃分析会社ゼネタが9月にまとめた分析によると、米国とイスラエルがイランに対して軍事行動を開始した2月末以降、一部航路の運賃は3倍超に上昇した。

極東発米国西岸向けと東岸向けのスポット運賃は、ホルムズ海峡危機前の2月末と比べてそれぞれ324%、325%上昇した。過去最高値まで残る差は西岸向けで18%、東岸向けで11%となっている。

ゼネタのチーフアナリスト、ピーター・サンド氏は「燃料油価格の上昇で燃料サーチャージが押し上げられており、パンデミック時のピークを超える可能性は排除できない」とコメントした。

船社は市場が過熱するなかで増便に動いている。極東発米国東岸向けの供給キャパシティは、8月と比べて9月に6〜7%増加した。同氏によると、市場が2〜3週間以内に転換する可能性をにらみ、米国東岸向けの増便が進んでいるという。

サンド氏は「運賃記録が破られるとすれば、米国東岸向け航路で起きる可能性が最も高い。たとえ新たな最高値を更新しなくても、その可能性が議論されていること自体が、基幹コンテナ航路がいかに地政学的な力に敏感で、中東の地域紛争が世界規模の影響を及ぼし得るかを示している」と述べた。

原文: DC Velocity

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