MSCは極東~インド亜大陸のシクラ・サービスを中東のコル・ファカンとソハールに延伸し、10月18日から新ローテーションで運航を開始した。

MSCは極東~インド亜大陸航路のシクラ・サービスを、アラブ首長国連邦のコル・ファカンとオマーンのソハールに延伸した。中東向けの需要と運賃が高水準にあることを背景とした動きで、両港では深刻な混雑が生じている状況下での拡張となる。
新たなローテーションによるコル・ファカンへの初寄港は2026年10月18日、2万4346TEU型のMSCミコルによって行われた。新シクラ・ローテーションの寄港地は大連、新港、青島、上海、寧波、南沙、シンガポール、ナバシェバ、ムンドラ、コル・ファカン、ソハール、大連の順となる。
延伸後のサービスは15週間で一周する運航体制となる。MSCは中東航路のコル・ファカン寄港を巡る運航枠を組み込む形で、極東発の中東・インド向け輸送網を拡充する。
中東向けの荷動きと運賃水準は高止まりしており、船社にとって収益機会が大きい航路となっている。一方でコル・ファカンやソハールでは港湾混雑が深刻で、寄港の追加はスケジュールの遅延や滞船につながる可能性もある。
MSCは今回の延伸により、極東からインド亜大陸を経て中東へ至る一連の寄港地を同一サービスでカバーする体制をとる。混雑状況が続くなかでのサービス拡大は、運航効率と定時性の両面で船社の対応力が問われる局面となる。
原文: Linerlytica ↗