米国バンクの2026年第2四半期物流指数によると、出荷量が前年比2.8%減となる一方、輸送支出は前年比28.1%増と急上昇した。

米国の物流市場で、荷量の減少が続くなか輸送コストが急上昇している。米国バンクが四半期ごとに公表する「米国バンク貨物支払指数」の2026年第2四半期報告によると、荷主の輸送支出は前四半期比6.4%増、前年同期比28.1%増となった。一方、全国の出荷量は前四半期比1.1%減となり、2四半期連続の減少で、2四半期合計の減少率は1.4%に達した。前年同期比でも2.8%減となり、第1四半期の前年比0.6%増から一転して減少した。
出荷量の減少は、物流経済全体の軟調を反映している。連邦準備制度理事会(FRB)の第2四半期最初の2カ月の工場生産データでは製造業関連の貨物がやや増加したものの、伸びは限定的だった。工場生産全体の平均は第1四半期比1.1%増にとどまった。
荷量が減るなかで支出が急増した背景には、燃料費の高騰がある。DATのデータによると、燃料費は1マイル当たり75セントとなり、第1四半期から24セント上昇、前年同期比では約80%の上昇となった。
地域別では、第2四半期も荷量はまちまちで、全米で貨物需要が不均一であることが示された。一方、支出は地域を問わず増加傾向にある。
米国バンクは貨物運賃の監査・支払サービスを提供し、年間460億ドル以上の運賃請求を処理している。同社の貨物支払指数は、支払プラットフォームを通じた取引データに基づき、貨物出荷量と支出活動の量的変化を測定している。
原文: DC Velocity ↗