アマゾン、伸縮性紙パッケージを北米で本格展開

海上2026年9月14日出典: DC Velocity

アマゾンは、従来のクラフト紙より伸縮性が高い新素材「エクステンシブル紙」を北米のeコマース梱包に本格導入した。プラスチック削減と梱包効率の向上を狙う。

写真: DC Velocity / original

アマゾンは、荷物の梱包に使う「より強く、より伸縮性のある紙」を開発したと発表した。この素材はプラスチックを置き換え、効率を高め、廃棄物を防ぐとしている。同社は近年、梱包を軽く、よりコンパクトに、リサイクルしやすくする一連の革新を進めてきた。その中核は、使い捨てプラスチックから「積極的に」脱却する計画である。

しかし、この転換は言うほど簡単ではないと同社は説明する。プラスチックは安価で耐久性があり、扱いやすいため、長く梱包の主役であり続けてきた。一方で、紙に比べてリサイクル率が低く、多くの場合、専門的な処理でしかリサイクルできない。また、プラスチックのリサイクルは、新たにプラスチックを生産するよりも経済的に見合わないことが多い。

こうした中、同社は「エクステンシブル紙」と呼ばれる新素材を北米のeコマース梱包に大規模に適用し始めた。この紙は破れる前に寸法が5〜7%伸び、従来のクラフト紙の約2〜3倍の柔軟性を持つ。梱包する物に沿って成形でき、自動梱包機でも問題なく扱える。実際、関連する伸縮性紙は、セメントや砂糖などの袋に長年使われてきた。充填時の急な重量や衝撃で伸びる必要がある用途である。アマゾンは2021年から欧州事業でこの素材を使用している。

アマゾンは新素材の強度を確認するため、紙袋の配送工程全体を模擬する実験室で試験サンプルを評価している。同社は、梱包に特化した業界団体である国際安全輸送協会と協力して標準試験経路を策定した。90分の試験サイクルで17回の落下と2回の振動を含み、倉庫から玄関先までに荷物が遭遇するカート、ベルトコンベヤー、トラック、飛行機、ポーチを再現する。

同社はこの素材を米国のeコマース事業に導入した。アマゾンは1日数百万個の荷物を出荷しており、この規模で新素材に切り替えること、あるいは外部の荷物梱包材をまったく使わないことは、環境持続性の大幅な改善につながる。

原文: DC Velocity

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