イラン革命防衛隊がチャバハールからオマーン湾とアラビア海に及ぶ海上制限区域を宣言し、ホルムズ海峡周辺の緊張が高まっている。
イラン革命防衛隊は水曜日、イラン南東部のチャバハールからオマーン湾およびアラビア海の一部に及ぶ海上制限区域を設定すると発表した。区域の正確な座標は後日公表されるという。国営メディアによると、イラン最高国家安全保障会議のモフセン・レザイ事務局長が日曜日、ホルムズ海峡外に数日以内に制限区域を設けると述べたことを受けた動きである。
革命防衛隊の報道官はファルス通信に対し、ホルムズ海峡近くの制限区域をイランと調整せずに航行する船舶は制裁を受けると警告した。調整なしの通過は認められないとの立場を示したもので、事実上の航行ルールを課す内容である。
チャバハールはイラン南東部のオマーン湾に面する港で、ホルムズ海峡の外側に位置する。制限区域はこの港からオマーン湾とアラビア海に広がるため、海峡の外側でも船舶の航行に影響が及ぶ可能性がある。
ホルムズ海峡は世界の原油海上輸送の要衝で、タンカーを含む多数の船舶が通行する。制限区域の設定は、同海峡周辺を航行する船舶の運航計画や保険料に影響を与え得る。
イラン側は区域の正確な範囲を明らかにしておらず、対象船舶や運用の詳細は不明である。各国の海運関係者は今後の情報開示を待つ状況となっている。