家具大手ラ・ズボーイが米ミズーリ州に製造施設拡張と新物流センターを建設する。投資額は2300万ドルで、約100人の雇用創出を見込む。

家具大手ラ・ズボーイは、米ミズーリ州ニーオショーに製造施設の拡張と新たな物流センターを建設する。投資額は2300万ドルで、州経済開発省が8月31日に発表した。
新設する物流センターは15万平方フィート(約1万3900平方メートル)で、同社の米国サプライチェーン網における中核拠点として機能する。製造施設は同社で最も古い工場の一つで、特注家具のかなりの部分を生産している。メリンダ・ウィッティントン社長兼最高経営責任者(CEO)は「この地に物流センターを設けることで、業務効率が向上し、消費者体験も強化できると判断した」とコメントしている。
プロジェクトによる雇用創出は最大100人を見込む。ラ・ズボーイは州の優遇制度を通じ、最大35万6304ドルの税額控除などを受ける見通しだ。同社はニーオショーで最大の製造業雇用主である。
今回の物流センター新設は、同社が進める複数年かけた物流網再編の一環だ。全米15カ所の地域センターを、西部・中西部・東部の3カ所の中央拠点に集約する計画で、2025年に西部のアリゾナ拠点を開設済み。残る2拠点も今年中に大半を完成させる見込みだ。
再編により、倉庫面積を30%削減し、大型家具の配送距離を20%短縮することで、最終的に利益率の改善につなげる方針。同社の最近の決算説明会で明らかになった。
他業界のメーカーも物流網の見直しで成果を追求している。玩具大手ハズブロは今年、ジョージア州に60万平方フィートの施設を開設し、物流拠点を5カ所から3カ所に削減。プロクター・アンド・ギャンブルは欧州の50カ所の物流センターを1カ所に集約する複数年計画を始めた。ペプシコは北米のスナック菓子と飲料事業で倉庫集約を試行している。