米物流管理者指数が8月に66.6へ低下し2カ月連続で減速。在庫の伸び鈍化と輸送価格の急騰が影響した。

米国の物流管理者を対象にした調査に基づく物流管理者指数(LMI)が8月に66.6となり、7月の68.9から2ポイント以上低下した。6月には4年ぶりの高水準となる71.1を記録していたが、その後2カ月連続で減速している。LMIは倉庫・輸送市場の経済活動を測定する月次指標で、50を上回れば業界全体の拡大を示す。
今回の減速は在庫レベルの伸び率低下が主因だ。在庫指数は52.8と前月から2ポイント以上低下した。業界各社は6月に在庫を積み増した後、調整を進めており、特に上流企業の在庫指数は49.0と緩やかな縮小を示したという。
一方でコスト圧力は一段と強まっている。在庫コスト指数は78.6と前月から約2ポイント上昇し、過去12カ月で2番目に速い拡大ペースとなった。倉庫価格指数も75.0と上昇を続け、輸送価格指数は90.0と3ポイント以上急騰した。調査担当者は「物流コストは背景に関わらず急速に上昇している状況を示している」と指摘する。
コスト上昇の背景には、最近の関税措置や中東情勢の緊迫化があるとみられる。調査はアリゾナ州立大学、コロラド州立大学、ロチェスター工科大学、ラトガース大学、ネバダ大学リノ校の研究者チームがサプライチェーン管理専門家協議会と共同で実施し、毎月発表している。
原文: DC Velocity ↗