ONEは2026年10月1日発効の燃料調整金(OBS)を改定し、四半期ごとの見直し体制へ変更すると発表した。

船会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)は、燃料調整金(ONE Bunker Surcharge、OBS)の改定を完了し、2026年10月1日から新料金を適用すると発表した。あわせて、従来の不定期な見直しから、四半期ごとに料金を点検する体制へ移行する。変更が生じる場合は事前に通知するとしている。
新料金の適用期間は2026年10月1日から同年12月31日まで。対象は非FMC規制航路と、米国やカナダなどFMC規制航路のすべてで、同じ発効日となる。具体的なOBS料金表は添付のチャートに示されており、仕向地や積み地によって異なる。顧客は担当のONE営業窓口へ問い合わせるか、欧州・地中海向け貨物についてはウェブサイトで基本運賃や燃料関連費、ターミナル handling charge(THC)などを確認できる。
今回の改定は、燃料価格の変動を運賃に反映させる狙いがある。OBSは原油価格や舶用燃料油価格の動向に連動するため、市況に応じて定期的に見直すことで、料金の透明性を高める考えだ。四半期ごとの見直しは、顧客側にとって運賃変動の予見性が増す一方、燃料価格が急変した場合の調整が遅れる可能性もある。
ONEは顧客向け通知の中で「引き続きサポートに感謝する」と述べ、競争力のあるサービス提供に努める姿勢を示した。同社は全球でコンテナ輸送を手がけており、OBSは運賃の構成要素の一つとして荷主企業の物流コストに影響を与える。今後の燃料市況とともに、10月以降の料金改定が荷動きにどのような影響を及ぼすかが注目される。
なお、今回の通知は欧州・地中海航路を含む全航路に適用されるが、特定の顧客向けの詳細条件は営業担当者を通じて確認する必要がある。ONEは今後も四半期ごとにOBSを見直し、必要に応じて改定内容を事前に公表する方針だ。
原文: ONE ↗