トタルエナジーズ、北極LNG2の10%売却完了

海上2026年8月27日出典: The Moscow Times

トタルエナジーズは制裁対象の北極LNG2プロジェクトから撤退、10%株式をノバテク子会社へ譲渡完了。

写真: The Moscow Times / original

フランスのエネルギー大手トタルエナジーズは、西側諸国の制裁対象となっていたロシアの液化天然ガス(LNG)プロジェクト「北極LNG2」から撤退したことを明らかにした。同社は10月10日、保有する10%の株式を、筆頭株主であるロシアのノバテクの子会社ノルドラインに譲渡し、株主ではなくなったと発表した。

トタルエナジーズは2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻後、このプロジェクトへの出資について41億ドルの減損処理を実施していた。今年7月、パトリック・プヤンヌ最高経営責任者(CEO)が株式譲渡計画を公表し、ロシア政府から譲渡承認を得ていた。

同社は声明で、ノバテクなど他の株主と共にプロジェクトへ供与した13億ドルの融資について、返還請求権は保有し続けるものの、現時点での返済は見込めないとの認識を示した。制裁が解除されれば将来返済される可能性があると付け加えた。

ロシア侵攻後、多くの西側企業がロシア事業から撤退したが、ロシア政府は売却に大統領承認を義務付けるなど、撤退を難しくしている。トタルエナジーズはノバテクの株式19.4%と、ヤマルLNGプロジェクトの20%を今も保有するが、現行の制裁体制の下では売却できないとしている。

ノバテクは1994年設立で、トタルエナジーズのロシアにおける主要パートナーだ。両社は2013年にシベリアのヤマル天然ガス田を共同開発し、欧州向けにLNGを出荷してきた。北極LNG2からの撤退で、トタルエナジーズのロシアでのLNG事業はヤマルに限定されることになる。

原文: The Moscow Times

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