MSCが中国の国慶節休暇前後の需要減退を見込み、アジア-米国西岸航路で2便の欠航を決定した。

MSCは、中国の国慶節(ゴールデンウィーク)休暇期間中およびその後の需要減退を見込み、アジア-米国西岸航路で2便の欠航を発表した。同社は「国慶節休暇中および休暇後の需要減速が見込まれるため、アジア-米国西岸航路の輸送能力を調整する」と表明している。欠航となるのは、第40週のオリエントサービスと第41週のパールサービスの2便で、MSCは代替サービスによる対応策を準備中とし、引き続き予約を受け付けている。
オリエントサービスは青島、寧波、上海、釜山、ロングビーチを結び、パールサービスは塩田、厦門、ロングビーチ間を運航している。貨物市場が国慶節前のピーク期に入る中、先行指標では10月以降の米国向け輸入需要の弱含みが示唆されている。
フレイトス調査部門責任者のジュダ・レヴィン氏は、全米小売業協会(NRF)の予測として、米国の海上輸入量が9月はおおむね横ばいで推移した後、10月に減少するとの見方を示した。通常、国慶節直前の10月第1週に需要が一時的に高まり、休暇明けにその反動が出るパターンがあるという。
ただしレヴィン氏は、関税関連の駆け込み輸入が季節パターンを変える可能性があると警告する。輸入業者が関税の不確実性を見越して在庫を積み増している可能性があり、需要の前倒しが起きているとの見方だ。
今週、MSCは欧州航路でも欠航を発表しており、第39週のジェイド、第40週のスワンとブリタニア、第41週のライオンが対象となっている。中国の国慶節休暇は今年10月1日から7日までで、9月20日と10月10日が振替出勤日となる。
原文: The Loadstar ↗