ベストバイ、供給網施設29カ所でゼロウェイスト認証達成

海上2026年8月21日出典: Supply Chain Dive

家電大手ベストバイが自社の供給網施設全29カ所でゼロウェイスト認証を取得し、2021年に掲げた目標を達成した。

写真: Supply Chain Dive / original

米家電大手ベストバイは8月18日、自社の供給網施設全29カ所でゼロウェイスト認証を取得し、2021年に設定した持続可能性目標を達成したと発表した。同社は2017年から環境活動に取り組んでおり、今回の認証はグリーンビジネス認証機構(GBCI)が運営するTRUE認証に基づく。TRUE認証は廃棄物の埋め立て回避率90%以上、定期的な廃棄物監査、関連法規の順守、汚染率10%未満、ゼロウェイスト方針の維持などの要件を満たす必要がある。

ベストバイの供給網施設で初めて認証を取得したのは、カリフォルニア州チノの施設で2021年のことだった。同社は最後に認証を取得した施設については明らかにしていない。ベストバイはプレスリリースで「廃棄物削減は資源保全と全事業における持続可能な運営を促進するための環境活動の重要な一部だ」と述べている。

目標達成に向けて、同社は商品の包装方法を最適化し、リサイクルプログラムを拡充した。また、各施設に従業員主導の「グリーンチーム」を導入し、廃棄物削減と資源効率の向上を図った。グリーンチームのメンバーは廃棄物転換目標の達成を支援し、同僚への教育や訓練も担当する。

同社は供給網全体で発泡スチロールなどの発泡素材の再利用も進めている。産業用圧縮機で発泡素材を溶かして固形ブロックにし、協力企業に送って包装材や建材、額縁などの新製品に変換している。段ボールとプラスチックが廃棄物の大部分を占めるという。

ベストバイは2017年から環境活動を開始し、2030年までに自社の事業全体から排出される温室効果ガスを50%削減する目標も掲げている。今回のゼロウェイスト認証達成は、同社の環境戦略における具体的な成果として位置づけられる。

小売業界では持続可能性への関心が高まっており、過去には米小売り最大手ウォルマートやアマゾン・ドット・コムも供給網施設での廃棄物削減策を打ち出している。ベストバイの認証取得は業界全体の取り組みを後押しする事例となる。ただし、同社は「どの施設が最後に認証を取得したか」や「認証に至るまでに課題となった点」など詳細な過程は公表しておらず、透明性の面で改善の余地が残されている。本稿は8月21日時点の情報に基づく。

なお、本認証はGBCIがグリーンビルディングや持続可能性基準を検証するプログラムの一つで、LEED認証なども同機構が運営する。TRUE認証は資源使用効率と環境負荷低減に重点を置いた基準として位置づけられている。ベストバイは今後も全施設で継続的な監査と改善を行い、認証を維持していくとみられる。同社は今回の成果を基に、さらなる廃棄物削減と資源循環の取り組みを拡大する方針を示している。

原文: Supply Chain Dive

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