パナマ運河、エルニーニョ干ばつで通航枠を削減

海上2026年8月21日出典: Supply Chain Dive

パナマ運河庁は干ばつ対応として、8月20日付で通航枠の削減と喫水制限の延期を発表した。

写真: Supply Chain Dive / original

パナマ運河庁は8月20日付の通航勧告で、エルニーニョ現象に伴う干ばつ懸念の高まりを受け、予約枠の調整と喫水制限の延期を発表した。9月3日付でネオパナマックス船闸の1日当たりの通航枠を通常の10枠から9枠に削減する。パナマックス船闸は同日に25枠へ調整し、9月15日付で23枠に減らす。

運河庁の報道発表によると、パナマへの雨季到来や節水対策にもかかわらず、流域の降水量が予想を下回っており、通航運営の長期的な持続可能性を確保するため追加措置が必要となった。運河庁長官のリカウルテ・バスケス・モラレス氏は7月に通航枠削減の可能性に言明していたが、時期と規模は市場状況次第としていた。

また、ガトゥン湖の水位低下を受け、予定していた喫水制限の実施を延期する。8月26日実施予定だった喫水48フィート制限は9月2日まで、9月3日実施予定だった47.5フィート制限は10月1日にそれぞれ延期される。ガトゥン湖は運河の用水とパナマ市民の生活用水を供給している。

運河流域の降雨量は、5月から8月までの現在の水文年度で平年比34%減となっている。気象予報では2026〜2027年のエルニーニョ現象により、雨季の残り期間の降水量がさらに減る可能性が示されている。運河庁は気象状況や湖の水位を監視し、必要に応じて追加調整を行うとしている。

原文: Supply Chain Dive

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