物流大手レヌスが炭素排出削減の「ブック&クレーム」サービスを開始。シップゼロのプラットフォームを活用し、代替燃料や電気自動車による削減効果を証明する。

物流サービス大手のレヌス・グループは、輸送に伴う温室効果ガス排出の削減を支援する「ブック&クレーム」サービスを開始すると発表した。排出量の追跡・削減プラットフォームを手掛けるシップゼロと提携し、同社の顧客に空運、海運、陸運を対象とする削減策を提供する。
ブック&クレームは、特定の貨物の物理的な輸送経路から離れた場所で実施される低排出輸送を支援し、その環境便益を検証済みの会計システムを通じて割り当てる手法だ。レヌスは、自社が直接管理できない資産を伴う輸送分野で排出削減を実現する戦略として、この仕組みを活用する。
シップゼロは、監査可能なプラットフォームを提供し、手作業やデータ処理への依存を減らす。このシステムは、物流企業や船会社、荷主が再生可能燃料の費用を支払ったことを信頼できる会計システムで証明する仕組みで、特定のトラックで使用された燃料の実物がその荷物の輸送に使われたかどうかは問わない。
第三者物流企業のDHLは、持続可能な燃料がディーゼルや灯油などの化石燃料の代替として増えている一方、特定の車両に給油して使用量を追跡することは困難だと指摘する。ブック&クレームは、こうした問題を解決する「物理的な問題に対する仮想的な解決策」だと説明する。
持続可能な燃料は化石燃料と混和されることが多く、個々の車両への使用量を追跡できない。ブック&クレームは、環境便益を追跡・記録する管理モデルとして機能する。DHLは「すべての温室効果ガス排出は同じ大気中に放出されるため、地球にとっては、どの車両や船舶、航空機が持続可能な燃料を燃焼するかは重要ではない」と述べている。
レヌスは今回のサービスにより、顧客が輸送チェーン全体の排出削減に取り組むことを可能にし、持続可能な輸送への移行を後押しする。
原文: DC Velocity ↗