マースクが2026年10月から米国・カナダ発の輸出コンテナに新たな保安サーチャージを導入する。

マースクは2026年10月1日付で、米国とカナダで輸出される貨物を対象に、新たな「ポート・セキュリティ・サービス輸出サーチャージ」を導入する。同社はこの料金について、輸出貨物に関連するターミナル保安費用を回収するためのものだと説明している。
サーチャージ額は仕出国によって異なり、米国で積み込まれる貨物は1コンテナ当たり15ドル、カナダからの輸出は同12ドルとなる。料金は米国連邦海事委員会(FMC)の規制対象貨物を含め、米国港湾で積載される貨物の場合、マースクが船荷証券の対象となる最終コンテナを引き取った日を基準に適用される。
カナダで積み込まれる貨物については、船の予定出港日に基づいて適用日が決まる。マースクは、顧客の運送指示書に特段の記載がない限り、この料金は前払いで請求されるとしている。
今回の追加料金は、米国とカナダの港で発生する保安関連コストの増加に対応する措置とみられる。マースクはこれまでにも地域ごとに異なるサーチャージを導入しており、今回も輸出貨物を扱う荷主にとっては追加のコスト負担となる。
具体的な適用条件や請求方法の詳細は、同社が顧客に通知する運送約款や船荷証券の記載に従うことになる。物流業界では、国際的な保安規制の強化に伴い、こうした追加料金が広がる可能性もある。
荷主側は、米国やカナダ向けの輸出計画を立てる際、今回の新料金を織り込んだ物流コストの見直しが必要になる。マースクは既存契約との関係や適用除外の条件についても、個別の問い合わせに応じるとみられる。
原文: Container News ↗