太平洋航路の上昇でドリューリー指数1%増、4339ドルに

海上2026年8月14日出典: Hellenic Shipping

ドリューリーのWCIは太平洋航路のスポット運賃上昇を受け1%増の4339ドルとなった。アジア発欧州は下落。

ドリューリー・ワールド・コンテナ・インデックス(WCI)は8月15日公表分で、40フィートコンテナ当たり4339ドルとなり、前週比1%上昇した。調達部門が広く参照する同指数の上昇は、太平洋航路の運賃上昇が牽引した。上海発ニューヨーク向けが10%増の8706ドル、上海発ロサンゼルス向けが6%増の6244ドルとなり、同航路のスポット運賃は再び上昇基調を示している。

船社はブランクセーリングを活用し、船腹供給を積極的に絞っている。ドリューリーのコンテナ船腹能力調査によると、過去2週間は各週10本の運航が取りやめられ、来週も7本の欠航が計画されている。同社は船腹の引き締めにより、来週の運賃変動は小幅にとどまるとみている。また複数の船社が、9月からアジア発米東岸・米湾岸航路にパナマ運河サーチャージを導入すると発表した。

一方、アジア発欧州航路のスポット運賃は今週下落した。上海発ジェノバ向けは8%減の5080ドル、上海発ロッテルダム向けは5%減の4425ドルとなった。同調査によると来週のブランクセーリングは3本で、前週と同水準にとどまる。船腹は逼迫した状態が続く。

アジア発地中海航路では、一部船社が8月15日から40フィートコンテナ当たり6700〜7100ドルの新規FAK運賃を発表したが、需要の弱含みによりこの水準の維持は不透明だ。ドリューリーは来週の運賃は安定するとの見方を示す。

東西基幹航路の市況は変動の大きい状態が続く。スエズ運河とホルムズ海峡の保安懸念、パナマ運河の通航制限、台風「ドルフィン」後のアジア港の混雑、ライン川の低水位による欧州内陸輸送への影響などが、船腹スケジュールとサプライチェーンの信頼性を損なっている。船社は船腹管理とサーチャージ発表を通じて運賃の維持を図っており、荷主には早期予約と余裕を持ったリードタイムの確保が推奨される。

原文: Hellenic Shipping

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