米国のトラック契約運賃が6-7月で過去最大の上昇を記録。ドライバンは1マイル当たり12セント上昇した。

米国の荷役・物流データ企業DATフレート&アナリティクスは、7月のトラック運賃が荷動きの減少にもかかわらず上昇したと発表した。ドライバンと冷蔵車の契約運賃は6月から7月にかけて過去最大の上昇幅を記録し、輸送能力の縮小が価格形成に与える影響の強さが浮き彫りになった。
DATによると、全国平均の契約運賃は燃料サーチャージ込みで3つの車両区分すべてで上昇した。ドライバンは1マイル当たり3.01ドル(前月比12セント増)、冷蔵車は3.29ドル(同7セント増)、フラットベッドは3.83ドル(同3セント増)。契約運賃は荷主が資産保有型の運送会社やフレートブローカーに支払う協議運賃を指す。
一方、荷動きは減少した。7月の輸送量は、6月の季節的な需要増を受けて例年減少するが、冷蔵車の減少幅は6年ぶりの大きさとなった。前年同月比では13%減で、3区分の中で最も落ち込みが大きかった。それでも運賃は上昇しており、需要減と運賃上昇が同時に進行する異例の市場となっている。
スポット運賃(ブローカーが運送会社に取引単位で支払う運賃)は7月、ドライバンと冷蔵車が上昇したが、フラットベッドは6月の過去最高値から下落した。ドライバンのスポット運賃は1マイル当たり3.01ドル(前月比1セント増)、冷蔵車は3.42ドル(同3セント増)、フラットベッドは3.64ドル(同5セント減)。ドライバンではスポットと契約の運賃が並び、ともに燃料込みで3.01ドルとなった。
DATの業界アナリスト、ディーン・クローク氏は「スポット運賃が契約運賃を上回る動きは歴史的に市場の引き締まりを示すが、今回のような輸送能力主導の市場は見たことがない。荷動きが減る中で運賃がこれほど急速に上昇するのは、利用可能な輸送能力が価格形成に大きな影響を与えていることを示す」と述べた。
原文: DC Velocity ↗