アジア発欧州・北米航路、スポット運賃が下落 8月の値上げ模索続く

海上2026年7月31日出典: gCaptain

上海発欧州・北米航路のスポット運賃が前週比で下落。船社は8月の運賃改定に向け値上げを模索するが、需給緩和で下支えが弱まっている。

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アジア発欧州・北米向けコンテナ船のスポット運賃は、船社による積極的な値上げがなかったため、今週も前週比で一桁台の下落となった。ドローリーの世界コンテナ指数(WCI)によると、上海発ロッテルダム行きは前週比3%安の40フィート当たり4677ドル、上海発ジェノバ行きは6%安の同5630ドルだった。調査会社ライナリティカは「船社が40フィート当たり5000ドルを下回る運賃を提示しており、8月1日実施予定の運賃改定(GRI)への支持が急速に弱まっている」と指摘する。

上海海運取引所が公表する上海コンテナ運賃指数(SCFI)でも、北欧行きと地中海行きのスポット運賃はともに前週比4%下落した。ドローリーは「需要の緩和が続くなか、船社は運賃低下を防ぐためブランクセーリング(抜港)による船腹調整に注力している」と分析する。アジア発欧州航路では、今週4便だったブランクセーリングが来週は3便予定されている。

こうしたなか、船社は8月中旬にも新たな一般運賃(FAK)の引き上げを再試行する構えだ。地中海海運(MSC)は8月15日から、アジア発北欧向けを40フィート当たり7800ドル、同地中海向けを6700ドルとする新FAK運賃を設定すると発表した。

太平洋航路では、WCIの上海発ロサンゼルス行きが前週比2%安の5739ドル、上海発ニューヨーク行きが据え置きの7578ドルとなった。米西海岸フォワーダーのフレイトライトは「船社が需要喚起のため運賃を下げ、一時的な需給均衡を図った」と説明する。

一方、8月1日には太平洋航路向けのGRIが適用される。船社によって40フィート当たり2000〜3000ドルの引き上げ幅に差がある。今日発表のSCFIは、回答者の約半数を船社が占めるためか、上海発米国東岸・西岸向けとも前週比12.5%上昇しており、船社の値上げ期待を反映した格好だ。

原文: gCaptain

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