米サプライチェーン活動指数42.2、2カ月連続で縮小圏

海上2026年7月29日出典: DC Velocity

米国の物流・倉庫業の活動を示すWOW指数が6月に42.2となり、2カ月連続で縮小圏にとどまった。

写真: DC Velocity / original

米国のトレーラーレンタル大手Warehouse on Wheels(ケンタッキー州フォートミッチェル)が発表した6月のサプライチェーン活動指数(WOW指数)は42.2となり、2カ月連続で縮小圏(45未満)に留まった。同指数は米国の物流・倉庫活動の総合的な指標で、50が長期的な均衡水準、45未満が縮小局面を示す。

6月の指数は、前月の42.1からほぼ横ばい。5月、6月と低水準で推移しており、市場は明確な方向性を探れない状況が続いている。指数は9つの指標から算出される。具体的には、WOWの配車稼働率、物流管理者指数(LMI)の倉庫稼働率と輸送価格、キャスフレート指数、ISM製造業景況指数、同仕入先納期、製造業在庫・出荷比率、ニューヨーク連銀のグローバルサプライチェーン圧力指数、米国の産業用空室率を組み合わせている。

縮小局面は、運賃の低下、倉庫の供給過剰、トラック輸送と保管部門の価格決定力の低下を特徴づける。WOWの分析によると、6月の結果はこうした環境を反映している。1月に循環的な底値となる33.4を記録した後、2月は39.5、3月は43.1と回復したが、4月には39.0へ後退。5月は42.1、6月は42.2と再び持ち直したものの、明確な上昇トレンドには乗っていない。

同指数は2026年1月に33.4で底を打って以降、回復局面と停滞が交錯する「もみ合い」の展開が続く。7月の結果はこの水準が維持されるかどうかの試金石となり、8月の発表で市場が均衡水準(50)に向けて最終的に押し上がるかどうかが示される。物流業界では、金利動向や在庫調整の進捗が今後の回復ペースを左右するとみられている。WOW指数は毎月発表され、米国の物流・倉庫市場の需給バランスを測る指標として注目されている。今後の動向は、トラック運賃や倉庫賃料の見通しにも影響を与える可能性がある。

原文: DC Velocity

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