紅海でサウジ原油タンカー2隻Uターン フーシ海上封鎖警告

海上2026年7月21日

サウジアラビア原油を積んだタンカー2隻が、フーシ派の警告発動後に紅海でUターンした。

写真: gCaptain / original

フーシ派反軍の海上封鎖警告発動後、サウジアラビア原油を積んだ超大型タンカー(VLCC)2隻が紅海を抜けず、スエズ運河方向へUターンした。ロイター通信によると、これらの船舶は中国とインドへ向かう途中だった。

超大型原油運搬船シンロンヤン号は21日(現地時間)、サウジアラビアのヤンブー港で200万バレルのサウジ原油を積載した後、紅海出口のバブ・エル・マンデブ海峡ではなくスエズ運河方向へ舵を切った。インド向け70万バレルを積んだロードス号も同日Uターンした。このほか、ヤンブー行きを予定していたニュープライム号もオマーン付近で引き返した。

フーシ派反軍は20日、船社宛てにメールを送り、サウジアラビアの港湾での貨物の積み降ろしを禁止するとし、「どの位置であれ標的になり得る」と警告した。同派はイエメン北部と紅海入り口の海峡を掌握しており、海上遮断が現実化した場合、世界のエネルギー供給に支障が生じる見通しだ。

最近ホルムズ海峡が遮断される中、サウジアラビアのヤンブー港は中東原油輸出の代替ルートとして浮上している状態だ。英国の海上保安会社アンブレイは「サウジアラビアの港湾に寄港する船舶は紅海通過を再考し、保安措置を強化すべきだ」と勧告した。業界によると、戦争危険保険料も24時間で上昇した。

船舶仲介会社クラークソンズは「実際の封鎖の可能性は低いが、フーシ派がバブ・エル・マンデブ海峡でサウジアラビアの船舶を狙う場合、ヤンブーの物量が欧州へ転換される可能性がある」と分析した。最近は1日平均10隻の原油運搬船がこの海峡を通過していたが、紅海を迂回する場合、アジア向け貨物は地中海・アフリカ航路を経由し数週間の追加日数を要する。

*出典: ロイター通信・gCaptain*

フーシ派紅海サウジアラビア原油タンカースエズ運河

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