コスコ、2度目の挑戦でホルムズ海峡通過―3月30日

海上2026年7月18日

コスコ所属コンテナ船2隻が2度目の挑戦でホルムズ海峡を通過した。

写真: Linerlytica / original

海運分析機関Linerlyticaによると、コスコ(COSCO)所属のコンテナ船2隻が3月30日、ホルムズ海峡を通過した。1万8982TEU型のCSCL ARCTIC OCEANとCSCL INDIAN OCEANが同航路を無事通過し、イランと直接関係のないコンテナ船としては3月3日に2553TEU型SSF LEOが通過して以来の事例となった。

今回の通過は、先の試みで失敗した末に実現した。船社側によると、3月27日に両船はケシュム(Qeshm)島南方で引き返し、ドバイ付近に避難していた。しかし3日後に再び航路に出て、ホルムズ海峡通過に成功した。

両船は、コスコがオーシャンアライアンス(OCEAN Alliance)の極東-中東航路MEA5サービスに投入している船舶である。コスコは自社運航船隊を通じて中東地域との物流連結性を維持する動きを続けてきた。

Linerlyticaは、イラン近海における安全上の懸念が完全には解消されていない状況でも、船社各社が運航停止よりも代替航路や時間差を設けた通過戦略を選んでいると説明した。今回の通過は、中東発の海運リスク管理という観点で意義のある事例だとの分析である。

業界関係者は、今後他の船社も同様の試みを行う可能性があるとみている。ただし、ホルムズ海峡通過が常態化するためには、追加的な安全確認と保険条件の整備が先行する必要があるとの見方が出ている。

*出典: Linerlytica*

コスコホルムズ海峡コンテナ船オーシャンアライアンス中東航路

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