2026-07-03 グローバル物流動向ブリーフ

物流2026年8月4日

太平洋航路運賃が急騰、ホルムズ海峡では緊張が高まる中、デジタル物流への転換も加速している。

写真: Ship & Bunker / original

今週のグローバル物流市場は、太平洋およびアジア-欧州航路のコンテナ運賃が急騰し強含みで推移した一方、中東ではイランによるホルムズ海峡の統制強化の動きで地政学リスクが再浮上した。デジタル貿易および物流自動化への投資も活発に続いている。

**東アジア**: 中国の石炭輸入減少が続き、ドライバルク市場に下押し圧力をかけている。(Hellenic Shipping) 一方、ドリューリーによると、域内アジアコンテナ運賃指数は前週比4%下落し、短期調整局面に入った。(Hellenic Shipping) 韓国の荷主は、中国発の米州・欧州航路の混乱に備え、代替ルートの検討が必要だ。

**東南アジア**: ベトナムの港湾インフラに大規模投資が進行中だ。PSAベトナムとLHFは、ハイフォン・ラックフエン(Lach Huyen)港に新規コンテナターミナルを共同開発すると発表した。(Container News) これは域内物動量の増加と超大型船寄港需要への対応措置と分析される。

**中東**: イランはホルムズ海峡において、指定航路を使用しないタンカーに対し「強力な対応」を警告し、海峡への統制力を強化する動きを見せている。(Hellenic Shipping、Seatrade Maritime) これを受け、ノルデン(NORDEN)は用船船舶を同海峡から撤退させ、リスク管理に乗り出した。(Seatrade Maritime)

**欧州**: ドイツの鉄道貨物輸送は2025年に減少傾向を記録し、道路・水路の競合輸送手段に市場を奪われている。(Container News) デジタル貿易はOECD全体の貿易の4分の1を占め、物流・通関プロセスのデジタル転換が加速している。(Hellenic Shipping)

**米州**: ドリューリーのワールドコンテナ指数(WCI)は前週比9%急騰した。太平洋航路とアジア-欧州航路の運賃が同時に上昇した影響だ。(Container News) マースクは次世代IoT技術を適用したリーファー(冷凍)コンテナ船隊のアップグレードを発表し、(Container News) フェデックスはCMA CGMを、契約規模14億ドルの優先海上輸送会社に選定した。(Seatrade Maritime)

今週の主要キーワードは #運賃急騰、#ホルムズリスク、#デジタル物流転換である。

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