中東リスク緩和で原油・運賃下落、中国発石炭荷動き急増

物流2026年8月4日

中東リスク緩和で原油価格・海上運賃が下落傾向、中国発の石炭物動量が急増している。

写真: Ship & Bunker / original

グローバル物流市場は、ホルムズ海峡の正常化に伴う運賃負担の緩和と、中国の旺盛な原資材需要が絡み合い、まちまちの動きを見せている。韓国の荷主・フォワーダーは対中国・米州航路のボラティリティと新規サービス開設に注目する必要がある。

**東アジア**: BIMCOによると、6月の世界全体の石炭積み高は前年同月比14%急増し、主に中国の発電需要によるものだという。(Hellenic Shipping) また、中国企業はサプライチェーンの強靭化とAI導入、新市場開拓を最優先課題としているとの分析もある。(Hellenic Shipping)

**東南アジア**: チッタゴン港のRSGTターミナルがLCL貨物の保管料を最大4倍引き上げた。少量混載貨物を取り扱う韓国フォワーダーの物流費負担が増す見通しだ。(Container News) スワイヤー・シッピングが東ティモールに初の拠点を開設し、東南アジア域内のネットワークを拡大している。(Hellenic Shipping)

**中東**: OCBCは、ホルムズ海峡の通行量が徐々に正常化していることを受け、原油価格見通しを下方修正した。(Hellenic Shipping) これにより、高油価による海上運賃上昇圧力は一部緩和されるとの分析だ。タンカー市場では、ベネズエラ産原油が再び市場に流入する兆しを見せている。(Hellenic Shipping)

**欧州**: EUの再生可能エネルギー船舶燃料供給提案が主要輸送航路を脅かし、船社の代替燃料確保に支障が生じかねないとの懸念が提起されている。(Hellenic Shipping) 一方、パナマ籍船が海事ガバナンスの強化を背景に、パリMOUホワイトリストへの再登録を果たした。(Hellenic Shipping)

**米州**: ZIMがアジアと南米東岸を結ぶ新規「ファルコン(Falcon)」サービスを開始する。(Container News) これは韓国-中国-米州航路に集中していた荷主に、南米市場多角化の機会を提供する見通しだ。ハパックロイドがコナクリおよびフリータウン港にピークシーズン割増料(PSS)を導入した。(Container News)

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