海運・港湾インフラ投資ラッシュの中、地政学リスクとエルニーニョ変数が浮上
**東アジア:** 韓国造船業は中国の国家主導拡張に対抗し、拡張速度を調整する雰囲気だ。一方、日本のClassNKは船舶建造過程の温室効果ガス(GHG)排出量を可視化する世界初の船級表記法を導入、荷主と船主のScope3排出量の開示を支援するとの分析だ。[Hellenic Shipping News]
**東南アジア:** MSC傘下のTiLがアダニ・ポーツのインド・ビジンジャム港株式49%を14億ドルで買収することを決め、インド西南部港湾のグローバルハブ競争が本格化する見通しだ。シンガポールおよびスエズ以東地域のバンカー油供給状況は市場の主要な監視対象だ。[Ship & Bunker, Hellenic Shipping News]
**中東:** オマーンのAsyad GroupとCMA CGMがソハール(Sohar)に4億ドル規模の物流ターミナルを共同開発する。これは中東拠点の物流インフラ確保競争が激化していることを示唆する。[Container News]
**欧州:** マースク(Maersk)は欧州全域のインターモーダル燃料費(IMF)を更新し、「ノーザンスター(Northern Star)」サービスで季節的なブランクセーリング(欠航)を実施すると発表した。マースクのアジア太平洋月次マーケットアップデートでは、アジア域内需要と運賃動向を注視すべきとの分析が出ている。[Container News, Hellenic Shipping News]
**米州:** セントジョン港(Port Saint John)は2025年に歴代最高のコンテナ取扱量を記録した。ロングビーチ港も州政府の大規模補助金を背景にターミナル現代化工程が進展しており、米国西岸・東岸主要港湾の競争力強化が顕在化している。[Container News]
**総合:** バルチック運賃指数(BDI)が6営業日ぶりに反発したが、地政学的不確実性とシャドーフリート問題は依然リスク要因となっている。2026年のエルニーニョの影響でグローバル海上輸送ルートが再編される可能性があるとの見通しも出てきた。[Hellenic Shipping News]