ホルムズ海峡、「二つの現実」の中で航行継続…ロシアの砕氷船が新たな交渉カードとして浮上

今週のグローバル物流市場では、中東の地政学リスクと環境対応燃料への転換が同時に話題となった。ホルムズ海峡をめぐる緊張と対話が併存する「二つの現実」が形成される中、ロシアは砕氷船を新たな戦略資産として活用する動きを見せている。
**[東アジア] NXグループ、宇宙物流スタートアップElevationSpaceに投資** 日本のNXグループが次世代物流領域として宇宙市場に着目し、ElevationSpaceへの戦略的投資を実施した。宇宙ステーション間の貨物輸送や軌道内物流サービスの需要増加に先手を打つ布石との見方が出ている。(Container News)
**[東アジア] 寧波コンテナ運賃指数(NCFI)、6月19日付レポート発表** 寧波発のコンテナ運賃は主要航路別にまちまちの動きを見せた。北米航路は需要回復で小幅反発したが、欧州航路はさらに下落し、市場の不確実性を映した。(Hellenic Shipping News)
**[中東] ホルムズ海峡、イランの封鎖脅迫下でも船舶通航は正常維持** イランによる海峡封鎖の脅迫が続いているものの、実際の船舶通航量には大きな支障が出ていないことが分かった。専門家は、既存のリスク評価の枠組みが現在の複雑な地政学的現実を十分に反映していないと指摘する。(Container News、Hellenic Shipping News、Seatrade Maritime)
**[中東] 原油価格・金価格、米・イラン交渉進展を受け下落…ポンドは政局混乱で軟調** 米国とイランの核協議が進展を見せたことで、原油価格は下落圧力を受けた。一方、英ポンドは英国内の政治リスクを背景に軟調に推移し、物流コスト計算に変数を加えている。(Hellenic Shipping News)
**[欧州] Axpo、バルセロナで商船三井の船舶へ初のバイオLNG供給に成功** スイスのエネルギー企業Axpoが、商船三井所属の船舶に対しバルセロナ港で初めてバイオLNG燃料の供給を完了した。短期間で炭素排出を削減できる実質的な代替策として、バイオLNGの実用化可能性を示した事例となる。(Hellenic Shipping News)
**[欧州] フォーテスキューとCMB.TECH、アンモニア燃料バルカー12隻の建造契約締結** オーストラリアの資源大手フォーテスキューとベルギーのCMB.TECHが、アンモニア推進バルカー12隻を発注する契約を締結した。大手船社が本格的にアンモニア燃料の燃料供給・運用体制構築に乗り出していることを示す動きだ。(Hellenic Shipping News)
**[ロシア・CIS] 砕氷船、ロシアの新たな「ボトルネック」交渉カードとして浮上** 北極海航路(NSR)の支配権に直結する砕氷船団が、ロシアの新たな地政学的圧力手段として浮上している。西側の制裁下でもロシアは極地物流インフラを武器化し、交渉力を高める戦略を展開している。(Container News)
**[米州] マースク、米国電池物流市場への進出を本格化** マースクが米国内の電池物流特化サービスを拡大し、再生可能エネルギーおよび電気自動車(EV)供給網事業を強化している。リチウム電池輸送に関する厳格な規制を満たす専門能力を武器に、市場シェア拡大に乗り出している。(Container News)
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