GXOがアジリティ製ヒューマノイドロボットをノースカロライナ州とテネシー州の物流拠点に展開し、商業利用を拡大する。

契約物流大手のGXOは、アジリティ・ロボティクス製のヒューマノイドロボットをノースカロライナ州とテネシー州で同社が運営する物流センターに投入する。2024年に始めた提携の拡大であり、これまでジョージア州の拠点で同じモデルを使用してきた。
GXOによると、ジョージア州フラワリー・ブランチの施設で試験を始めて以降、アジリティの「ディジット」は10万個以上のトート(通い箱)を搬送した。稼働中の物流環境で反復的なマテハン作業を安定的にこなせることを示した形だ。この拠点では両社はロボット・アズ・ア・サービス(RaaS)契約を結び、GXOがディジットと、ロボット群を管理して顧客業務に統合するアジリティのクラウド基盤「アジリティ・アーク」を導入している。フラワリー・ブランチではディジットは既存の自動化設備と並んでトートを移動させ、コンベヤーに載せる作業を担っている。
拡大契約の下では、ディジットはステーツビルとレバノンの拠点で電子商取引のフルフィルメントを支援し、反復性の高いマテハン作業を引き受ける。導入は2027年初めに始まる見通しで、「ディジット4」を使用し、商用化後に「ディジット5」へ移行する。ディジット5は人に近接した協働安全作業と、より広範な産業ワークフローへの対応を狙って設計されている。
アジリティのペギー・ジョンソン最高経営責任者(CEO)は「GXOは商業契約の下でディジットを実運用に投入した最初の顧客であり、追加拠点への展開は価値が現実であることを示す最も明確なシグナルだ」と述べた。「顧客はヒューマノイドロボットが働けるかどうかを問う段階を越え、どこで拡大するかを決める段階に移っている。GXOの業務で実際の作業を長年こなしてきた経験が、ディジットの設計・配備・支援の方法を形作ってきた」と語った。
こうした商業利用の広がりを支えるため、アジリティはヒューマノイドロボットを大規模に製造・配備・支援するインフラに投資している。オレゴン州セーラムにある7万平方フィートの製造施設「ロボファブ」は年間最大1万台の生産能力を持つ設計だ。GXOはこのほか、アプトロニックやリフレックスといった技術プロバイダーのヒューマノイドロボットも別々の試験で試している。
原文: DC Velocity ↗