カザフスタン国営鉄道KTZが欧州パートナーとTITR開発の新規プロジェクトで合意した。

カザフスタン国営鉄道KTZが主催した「カザフスタン-EU連結性強化」国際コンファレンスがブリュッセルで開かれた。この場で中間回廊(TITR)開発に向けた新規プロジェクトが相次いで発表された。特にKTZ子会社KTZ Expressはデンマークの海運会社マースク(Maersk)とTITR区間のコンテナ輸送量拡大および追加貨物誘致で合意したとKTZが明らかにした。
コンファレンスには欧州委員会・欧州議会・欧州復興開発銀行(EBRD)・欧州投資銀行の関係者だけでなく、DHL Global Forwarding、HHLA International、RHENUS、Hellmann Worldwide Logistics、Ahlers Logisticsなどグローバル物流企業の代表100人余りが出席した。KTZ理事会議長はカザフスタンの交通インフラと海外ターミナルネットワーク拡張計画を説明し、「欧州パートナーの関心は、カザフスタンが大陸間物流の中核軸として浮上していることを示している」と述べた。
この中でKTZ Expressはルーマニアのミディア(Midia)海上ターミナルとも、黒海地域の物流能力強化に向けたインフラ共同開発契約を締結した。これによりTITRの欧州側玄関口機能が一段と拡大するとみられる。一方、カザフスタン交通省はSITAと国営空港のデジタル化および生体認証システム導入に向けた業務協約(MOU)を締結した。
EBRDはKazAutoZholと「アクトベ-ウリガイシン」道路事業に対し4億8900万ドル規模の借款契約を最終確定した。これは中間回廊の陸上区間のボトルネック解消に向けた主要財源として活用される見通しだ。KTZ理事会議長は今回のコンファレンスで、TITRを通じた欧州-アジア間の貨物の流れが加速するだろうと強調した。
市場関係者は、TITRが紅海迂回の代替ルートとして注目される中、カザフスタンが鉄道・港湾・デジタルインフラを同時に整備することで中間回廊の競争力が段階的に改善すると見ている。欧州金融機関の直接投資とグローバル船社のコンテナ輸送量拡大の約束は、このルートが短期的な迂回路を超えて長期的な供給網の軸として定着する過程を後押しするとみられる。 *出典: KAZLOGISTICS*