船社、長期契約荷主への船腹保証を縮小。韓国・中国発米州・欧州航路で船腹競争が急激に激化している。
船社が、契約運賃を支払う長期契約荷主よりも現物市場で高運賃を提示する荷主を優先的に船積みする、いわゆる「ペイ・トゥ・プレイ(pay-to-play)」慣行を再開し始めた。韓国・中国発の米州・欧州主要航路で船腹の引き締まりが急速に進む中、荷主は数カ月ぶりに再び厳しい海運環境に直面していると、The Loadstarが報じた。
契約船腹保証が揺らぐ、現物運賃の格差拡大局面
船社はネットワーク運営の圧迫が深まるにつれ、契約物量の履行より現物高運賃貨物の船積みを事実上優先する行動を再開した。これは2022〜2023年のサプライチェーン混乱期に広く見られた方式で、現物運賃が契約運賃を二桁以上上回る局面で船社側の離脱誘因が大きくなる構造だ。ライナーネットワーク全体の供給余力低下がこの流れの主な要因として挙げられた。(The Loadstar)
繁忙期前の船腹確保戦略、早急な再点検が必要
7〜8月の繁忙期を前に運賃の追加急騰の可能性が高まっている状況で、荷主の船腹確保競争は一層激化する見通しだ。一方、オークランド港では4月に輸出が輸入を上回る異例の貨物流れが確認され、米国西岸の物動量構造の変化も航路別の船腹需給に追加変数として作用していると、FreightWavesが集計した。業界では、既存の長期契約船社に対し書面で船腹保証の有無を即時再確認し、主要貨物について現物運賃の許容範囲を内部的に再設定すべき時点だと診断している。
--- *出典: The Loadstar, FreightWaves*
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