寄港地・スケジュールを公開…韓国・中国発の積み替えオプション変化に注目
世界首位のコンテナ船社マースク(Maersk)が、極東~インド区間を結ぶ新規ループ「FI2(Far East–India 2)」サービスを正式に投入した。寄港地や出航曜日、投入船腹など具体的なループ構成が発表され、同航路を利用する韓国・中国発の輸出荷主のサプライチェーン再編の可能性が浮上している。
マースクが今回開設したFI2サービスは、極東主要港からインド亜大陸を直行または単一積み替えで結ぶループで構成されているという。同社は寄港地・出航曜日・投入船型などの詳細スケジュールを公式チャネルを通じて公開しており、業界では既存のFI1に比べたカバレッジ拡大の有無に注目している。ただし投入船腹量や運賃水準などの詳細な数値は、マースクの公式チャネルを通じた追加確認が必要だ。
FI2新設の背景としては、インドの堅調な輸入需要とともに、中国・東南アジア発のインド向け貨物量が増加傾向にあることが挙げられる。ここに既存サービスのスペース不足問題を解消し、荷主との長期契約における競争力を強化しようとするマースクの戦略的判断が重なったとの分析だ。一方、米連邦海事委員会(FMC)が最近マースクとデタラプル(Detention)課金慣行に関する合意を締結したことを受け、サービス拡張と同時に規定順守イメージの向上を図るものだとの見方も出ている。
下半期のスペース確保戦略を策定中の荷主であれば、FI2サービスの寄港地・出航曜日およびリードタイムを既存利用航路と直ちに比較検討する必要があるというのが業界の助言だ。CMA CGMがアフリカ・地中海・モルディブなど複数航路でPSS(繁忙期割増運賃)の引き上げを通知するなど、主要船社の運賃管理が強化される時期であるだけに、FI2の新規サービスが運賃競争を刺激する変数として作用するとみられる。
--- *出典: Container News*